題名:うすっぺら

 

15センチ弱、それぐらいの長さが丁度良い。

僕の直腸を攻め立てるには、それぐらいの長さは最低限欲しいなあ。

それと、皮も被っている方が良いね、剥いてあげる時の興奮は溜まらないよ。

情けない顔して「い、いたいよ。もっと優しくして」なんて、悲痛に声を漏らすんだ。

そんな声出されちゃったら、僕興奮して、あそこがどんどん、大きくなっちゃうじゃないかあ。

はぁ、それともう一つ、僕より一回り下の男の子は良いねえ。

小学校高学年から中学生ぐらいの健康な子で、背丈は160センチ前後。

ぽっちゃり系かつ、長髪じゃなくスッキリした髪型なら理想的だなあ。

もし、長いようならばあ、近所の床屋さんで「スポーツ刈り」って言ってくれればそれで良いさあ。

領収書さえ渡してくれれば、カット代+500円ぐらいの金額はちゃんと出したげるからさ。

僕は春から社会人なんだ、初任給が出たらなんだって買ってあげるよ。

プラモが良い、ゲームが良い、それともお、大人のおもちゃの方がいいかなあ。

恥ずかしがる事はないよお、僕が手取り足取り、優しく教えてあげるからさあ。

はぁ、早く欲しいなあ、僕のつぶらなお尻の穴にい、君の可愛いおちんちん入れて欲しいよお。

ねぇ〜、いいでしょお、僕と淫らで甘いひと時を一緒に過ごそうよお。

僕、君が好きなんだあ、体も心も何もかも、全部愛してるよ。だからさぁ、早く一つになろうよお。

怖がる事はないさあ、何度も書き込んでるから分かるだろ。僕がどれだけ君の事を愛しているかさあ。

メール、待ってるよ。色好い返事が聞けることを信じて、僕は君の事を考えてオナニーに耽るとするさ。

投稿者:南ラッコ 投稿日:2004/03/30(火) 03:40:22秒の書き込みだった。

 

「はあ〜、しつこい。こいつ、また書きこんでるよ」

4畳ばかりの小さな部屋、俺は朝からノートパソコンに立ち向かい、今日も自サイトの掲示板チェックに精を出していた。

俺のホームページは趣味の映画鑑賞を活かして、個人的な映画批評やお勧め作品を紹介したサイトである。

鋭い切り口による毒舌振りは評判を呼んで、そこそこアクセス数も稼いでいた。

しかし、このホモがやって来てからというもの状況は一変した。

公開していたウェブ日記を読み、一目で俺を気に入ったようだ。

何がそんなに気に入ったのかは定かではないが、それ以来このホモは連日のように掲示板に粘着しているわけだ。

今や、このホモのせいで人足は減り、一日のヒット数も僅か3件ほどになった。

その3件は俺とホモ、そして俺の母さんだけという随分閉鎖的なウェブサイトだ。

運営しても荒れる一方、もはやここを切り捨てて、移転してしまった方がいいかもしれない。

このままここで批評なんかしてたって、ホモと母親しか読んでくれないじゃないか。

けど、ホモに荒らされたぐらいで移転するなんて、逃げてるみたいで嫌だった。

「章生、今日も書き込みあった?」

「あっ、母さん」

ノックもせずに母さんは部屋に上がりこんでいた。母さんは悩みを打ち明けられる唯一人の女性である。

俺も母さんもインターネットにはまっていることもあって、共通の話題で会話も弾み、昔からほとんど友達感覚の付き合いだ。

2年前に不慮の事故で父さんを亡くしてからも、母さんは女手一つで家庭を支え、念願だった私立の中学にまであがらせてくれた。

俺は母さんを尊敬してるし誇りにすら思う。アカギレを起こしてひび割れた母さんの手を見ると、胸が締め付けられてしまうんだ。

「どうしたの? ボケっとしちゃって」

「あっ、ごめん。何でもないよ母さん」

「変な子ね。それよりどう? 今日も書き込みあった?」

「うっ、うん。これ見てよ母さん」

俺がパソコンのモニターを指差すと、母さんは俺の肩の上から乗り出すように問題の画面を見た。

眼球を上から下へと動かし文字をなぞり終えると、いつにも増して母さんの顔は険しくなる。

「章生、やっぱり警察に届けた方がいいんじゃないの」

「えっ、そうかな。でも……」

母さんは床に敷かれた絨毯に腰を下ろし、心配そうな顔を浮かべていた。

何処の誰とも知らない卑猥なホモに、連日お誘いの書き込みを受けているのだから無理もない。

けど、俺はこの件に関して母さんに深く立ち入って欲しくなかった。

「大丈夫だよ。ネット上で何言われたって僕は平気さ。母さんは心配しないで」

「まあ、章生がそういうならいいけど、でも、これ以上酷くなるようなら警察に届けようね」

「うん、分かった。それより御飯まだ? 僕、お腹空いちゃったよ」

「何言ってるのよ、もうとっくに出来あがってるわ。さっ、早く下に下りて食べてらっしゃい」

「うん、いつもありがとう母さん」

さりげなく出た感謝の言葉に、母さんは笑窪を作って答えてくれた。

俺はパソコンを休止状態にし、パソコンを腕に抱えたまま階段を下りてリビングに向かう。

我が家は2階建ての一軒家。2階は俺の部屋と父さんが使ってた部屋があり、一階には母さんの寝室、トイレ、風呂、そして8畳ほどのリビングがある。

リビングにはコタツ、台所、テレビデオなどが配置良く並び、窓の向こうには土間があり、ありふれた日常の様式がここにある。

近所の誰が見ても極普通の家庭、ましてや、ホモに付け狙われるような家庭には見えないことだろう。

俺はコタツに足を入れ、パソコンを再び起動させながら、冷めかけたトーストにかぶりついた。

「こら! 食事中にパソコンなんてお行儀悪いわよ」

「うぐむぐっ。なんだよお、いいじゃないか母さん。春休みなんだからちょっとぐらい大目に見てよ」

「食べながら話さないの。まったくもう、いつまでも子供なんだから」

母さんは傍で洗濯物をたたんでいた手を止めて、平然とパソコンを使い続ける俺を睨みつけた。

だからって別にどうってことはない、食べながらパソコンをする事の何がいけないというんだ。

それに、母さんに怒られても罪悪感は感じないし、むしろ心が安いでいく。

今年で38歳にもなろうというのに、大人気なく顔をしかめて尖がる母さんは何とも無邪気で愛苦しい。

父さんの死を乗り越え、ネットで裏社会を垣間見た俺はませているのだろうか、トーストの端を咥えて母さんに笑顔を見せた。

「もう、なに? 何笑ってるのよ」

「母さんって、可愛いよね」

トーストの耳を噛み千切りそう微笑みかけると、母さんは言葉が詰まったように息を飲む。

「バ、バカ、親をからかうんじゃないわよ」そうは言うものの、内心照れてるはずだ。

土間の向こうからは光が射し込めてき、後髪を縛った母さんの黒髪を茶色に染めだした。

疲れを感じさせる痩せた身体からは独特の加齢臭が漂い、俺の鼻腔へと吸い込まれてくる。

俺は大好きな母さんの臭いに鼻をひくつかせ、それとなく甘えるように母さんに肩を摺り寄せていった。

「母さん、大好き」わざと、耳元で吐息を吐きかけるように囁く。

「や、やめなさい、中学生にもなってみっともない」母さんは腕を振り上げて、背を向けてしまった。

「どうして、僕、母さんが好きなんだ」母さんの傲慢な態度に、少しいらつく。

「もう、いい加減にしなさいよ!」こんな事で怒ったのか、母さんはたたみかけたYシャツを俺の顔に投げ捨てた。

「母さんはもう仕事にいくから、お前はちゃんとお留守番してるのよ、いいわね!」更に冷たい言葉でつっぱねる。

「ちっ、分かったよ」俺は胸糞が悪くなり、Yシャツを紙飛行機にして飛ばしてやった。

母さんはすっかり機嫌を損ねてしまい、「いってきます」の一言もなしに、さっさとスーツに着替えて家を出た。

普段なら、必ずお出かけのキスをしてくれるのに、今日の母さんはやけに冷たいな。

感情の起伏が激しいというんだろうか、機嫌が悪いからキスを怠るなんて子供だな。

俺は床にうつ伏せに寝転がり、目を細めてキーボードを叩きだした。

 

ピンポーン

 

「うん、なんだ?」

インターホンの音か。

まだ、朝早いというのに何の用だってんだ。

どうせ宅急便か、母さんの友達だろうけどな。

俺は無視して、またキーボードを叩く。

 

ピンポーン ピンポーン ピンポーン

 

「なんだよ、うっせえなあ」

よほど大事な用があるのか、随分しつこい客だ。

俺はのそっと立ち上がり、壁に取り付けられたモニターテレビを覗き込んだ。

やはり宅急便か、そこにはふかぶかと緑の帽子を被った大柄の男が映っている。

手には小荷物を抱えており、いかにもハンコ押して下さいって言ってきそうな風貌だ。

無視してやりたいが、あの急ぎ用から見て中身は生ものかもしれない。

俺はハンコを手に取り、引き戸になっている玄関を開けた。

「待たせてごめんなさい。ハンコを探すのに時間がかかっちゃって」

俺は体裁よく愛想笑いをしたが、男は俯いて黙っている。

「あれ、宅急便屋さんじゃないんですか?」

まさか、母さんの友達なのか。だとしたら赤っ恥だぞ。

男は問いかけに何も答えず、深く被っていた帽子を取って顔を見せた。

「君、君が山野章生君かな?」

「えっ、あっ、はい。そうです」

割と整った顔立ち、茶髪で女受けしそうな男だ。

俺の名前を知ってるってことは、やっぱり宅急便か。

「そう、やっと見つけたあ〜。じゃあ、これあげるね」

「えっ、ああ、はい」

男は色彩豊かな紙で包装された立方体の箱を手渡してくれた、にしても変な喋り方だな。

俺はハンを押そうとしたが、宅配伝票らしき紙がどこにも貼っていない。

仕方なく取り合えず紙にハンを押し、包みだけ破って男に手渡した。

「開けてごらん、とってもいい物が入ってるよ」

男は紙を丸めて投げ捨て、笑いかける。

「えっ、今ここで開けるんですか?」

どういうことだ、紙にハンを押しちゃいけなかったのか。

「うん、さあはやくう」

俺は取り合えず言われるがままに、慎重に箱を開ける。

箱の中には、おもちゃやゲームソフトが隙間なく敷き詰められていた。

おもちゃといっても、男の勲章を象ったおもちゃに、スイッチを入れるとブルブルと振動する丸くて短いおもちゃのみ。

それらの用途は不明だが、ゲームソフトの裏表紙には男の裸が多数掲載されたパッケージが使われている。

もしかして、18禁ゲームって奴か、俺は言葉を失い裸体に魅入っていた。

「どう? 気に入って貰えたかな? それじゃあ、お邪魔しますね」と、男は土足のまま家に入ってきた。

「え、ちょっと、勝手に入らないで下さい」背中を引っぱっり阻止しようとするも、男は反射的に強く胸倉を掴んでくる。

「黙ってろ」男はそう声を荒げ、有無を言わせず無理やりリビングへと引き摺っていった。

抵抗しようとするも体に力が入らない。

妙に身震いして、すぐにでもおしっこしたい気分だ。

俺はなすすべもなくリビングに連れ込まれ、強引に床に投げ捨てられた。

「な、何なんですか一体。僕が何したって言うんですか」俺の声は震えていた。

「何を言ってるんだ、君が悪いんだろお。僕を3ヶ月もほったらかしにしていたんだからさあ」

「3、3ヶ月って、あなたに会うのは今日が初めてですよ」

「まだそんな事を言ってるのかい、毎日毎日掲示板に書き込んであげただろお? 僕だよ、南ラッコだよ。君があんまりメールくれないもんだから、わざわざお金を使って悪い人たちに君の個人情報を洗って貰ったんだよ。それをなに、今日が初めて? 何を眠たい事を言ってるんだ、僕がどれだけ君の事を思っていたか知らないわけじゃないよねえ」

「じゃ、じゃあ、あなたがあのホモなんですか?」

「ホモだなんて聞き捨て悪いなあ、僕は君の彼氏になる男なんだぞ」

信じられない、ネット上のホモなんて口だけの根性なしじゃないのか。

それなのに、今こうして俺の目の前に白昼堂々と現れるなんて。

俺は顔が青ざめてしまい、意志とは無関係に無様に尿を垂れ流してしまった。

一度リミッターが外れてしまえば止まらないもので、誰の目から見てもズボンがシミついていくのが分かる。

「ダメじゃないかあ。おしっこはトイレでしなきゃ」

ホモは腰を屈め、何の躊躇いもなくズボンを脱がす。

「あっ、やめてください。何するんですか」

「何って、濡れたから乾かさなきゃ」

しっかりり下までずりおろされ、ぐっしょり濡れたブリーフにまで手をかける。

「さ、触らないでよ」

「恥ずかしがる事はないさあ、早く取り替えなきゃ風邪引いちゃうよお」

とても本心には聞えない、目が怪しく笑っている。

ホモはパンツを引っ張り上げ、赤ちゃんのオムツを取り替える格好で脱がされてしまった。

まだろくに毛も生えず、皮がしっかり被ったちんぽをモロに見られてしまう。

心なしか少し反り返っちゃって、興奮しているとでもいうのか。

「おやあ、たってるねえ、良かったら抜いてあげようか?」

遂に本性を現したか、ホモは股間に指を忍ばせ玉を転がす。

「ああ、やめてください」

何を言ってるんだ俺は、やめてくださいなんて。

「そう、残念」

聞き入れたのか、ホモはあっさり行為をやめ、土間に干していた母さんのパンティーを俺に手渡した。

「君のパンツないみたいだから、それはいときなよ」

「あっ、は、はい」

襲ってこないのだろうか、ホモはパソコンをコタツ机の上に置き、普通にマウスを操作し始めた。

俺も分けも分からずパンティーを足に通し、後方からそっとモニターを覗きみる。

インターネットをしているようで、どこかで見たことあるようなサイトが映し出されている。

「章生君、そんなとこに突っ立ってないで僕の横に座りなよお」

「は、はい」

すっかりホモのペースに乗せられてしまっている。

何を考えているのか今一掴めない、俺を襲いに家まで来たんじゃないのか。

俺は足音を立てないように近づき、ちょこんと横で正座になった。

「ほら、これ見なよ章生君。これが僕が君に夢中になったきっかけさ」

「あっ、このサイトは」紛れもなく俺のサイトであった。

公開しているウェブ日記の項目が開いており、およそ3ヶ月ほど前に書いた日記が映し出されている。

確か去年の大晦日に書いた日記、詳しい内容ははっきり覚えていない。

男は日記を指差し読んでみろとジェスチャーし、俺自身も気になる日記を読み返してみた。

 

『愛する母さんへ』

母さん、愛しているよ。

毎日、笑顔を振りまいて、父さんが死んで以来仕事も頑張ってくれてるよね。

今までずっと専業主婦だったのに、慣れない社会に出て、バリバリお金を稼いでくる母さんはかっこいいよ。

小さい頃だってそうだ、小学校でいじめられてた僕を助けてくれたよね。

後藤や白谷にパシリにされたり、便器を舐めさせられたりしてた僕を救ってくれた。

あの時は、本当に嬉しかったよ。もう死んでしまうかとずっと思ってたんだあ。

母さんはかっこいいし、可愛いし、ほんと僕の女神様だよお。

でも、最近の母さんは少し良くないねえ。

帰りが遅くなってきていないかい、気のせいだったらいいんだけどね。

どこの誰とも知らない見ず知らずの男と、親しい関係になってるのかと僕は心配してるんだよ。

母さんは僕だけの物だよ、僕をほって他の男と付き合っちゃだめなんだよ。

そうゆう法律ってあるよね、親は子供を20歳まで面倒見なきゃいけないって奴がさ。

僕って確かまだ14だよねえ。20歳になるまではまだ6年もあるんじゃないのかな。

そこんとこどう思ってるのかな、どうせ僕の日記見てるんでしょ。見てるなら見てるって掲示板に書き込んでみろよ。

母さん足跡残すけど、一度も書き込んでくれたことないだろ。どうしてだよ。

2年も前から立ち上げたサイトなんだぞ。2周年記念も祝ってくれないのかよ。

それに、母さん最近皺が目立ってきてないかな。笑った時に目尻に皺がいっぱい出てるよ。

僕が小学生だった頃にはなかったじゃないか、どうして皺なんか出てきたんだよ。

男と付き合ってるから? 男とズコズコバコバコいやらしい事をしているから、過労で皺が出てきたんじゃないのかなあ。

許せない、母さんを僕から奪うなんて許せないなあ。そんな男僕が見つけて殺してあげるよ。

父さんだって交通事故って形で死んだけど、本当は僕が車に飛び出して事故を誘発させたんだよ。

案の定、父さんは僕を助けようと必死になってえ……、ガーーーーーン!! グシャ!!って頭蓋骨砕けて死んじゃったあ。

父さんは母さんを何度も犯したんだろ、絶対に許せないよねえ。母さん、これを見てもまだ書き込まないというのかい。

「僕だけを愛してる」と一言書き込めば、僕とっても嬉しいなあ。毎日チェックして待ってるよ。僕だけの母さんへ。

12月31日。確かに日付は丁度3ヶ月前だ。

 

「僕、こんな日記書いたっけ」

しかし余りに恐ろしい内容だ、こんな酷い日記俺が書いたのか。

分別があり、大人より大人らしいこの俺が、感情のままに文字を書き連ねたとでもいうのか。

「読んだかい? 気づかなかった? 普段の日記からも見て取れるけど、君は僕と同じ変わった人なんだよ。勿論、ただの変人なら相手にしたりはしないよ。僕は軽い男じゃないからね。けど、君は相当変わってるよ。事故を誘発させたというフレーズには心の底から興奮したもんだ。まさか、僕と同じ事をする人間がいたとは思わなかったからねえ。だからこそ僕は君に惹かれ、君だって僕に惹かれてきてるはずさ。だって、僕達は同じ種類の人間なんだからさ」

ホモが長々と妙な演説をした、俺とお前が同種だと。

冗談じゃない、こんな日記、僕が書いたんじゃない。きっと日記のパスワードを調べてこいつが書いたに違いない。

そっちの世界に連れ込もうって魂胆が見え見えだ。

「違う、僕はお前みたいな下衆野郎とは違うよ。母さんは確かに帰りが遅いけど仕事上の付き合いとかあるし、仕方ないかなって割り切って考えてる。それに父さんは不注意で死んだんだよ、僕との因果関係なんて何もないんだ。この日記にしたって全部お前が書いたデタラメなんだろ」

いつしか震えが止まっていた、ホモに対する恐怖が怒りへと変わったからかもしれない。

核心を突いた答弁をしたはずだが、男は動揺を見せず、むしろ不気味に微笑んでいる。

「君って、ほんと可愛いなあ。思った以上に僕好みだよお。確かに僕は君のパスワードからIPに至るまで全て把握しているよ。だけど、この日記は僕が書いたんじゃあない。アクセスログって知ってるだろ? 誰が何時何分にどのコンテンツにアクセスしたかの記録が見れる奴さ。君は僕のIPを把握してるだろ。なんせこのホームページには君と僕と、君の片思いのお母さんだけしか来ないんだからね。つまり、アクセスログを見れば誰が書いたか明らかなんだよお。さあ、どうする? アクセスログ見る? 見るまでもないと思うけどなあ。ふふふ」

確かにアクセスログという物がある。それを見れば誰が書いたか一目瞭然だ。

しかし、何らかの細工を施されている可能性も否定できない。俺のパスワードとIPを調べれるぐらいだ、それくらいの芸当は容易いだろう。

俺は首を大きく横に振った。

「そう、残念だな。もう少し噛み付いてくれても良かったのにさ」

ホモは俺の頭を軽く撫で、突然、大きな胸の中に抱き寄せた。

逆上したか、俺を犯してなかったことにしようとしてるに違いない。

「離せよ、お前なんかなんか怖くないぞ。犯そうとしたらただじゃおかないからな」

体を押しのけようとするが、ホモの力は強く、微動だにしない。

「無駄だよ。君の力じゃ僕には到底及ばないさ。それに僕は君と両思いになりにきたんだよ。犯すなんてレイプまがいなことしないさ。ただ、君は愛に飢えている。誰かにこうしてギュッと抱きしめられる事をずっと望んでいただろ。君のお母さんは君を愛していないからね。毎日男と寝ては報酬を得ている淫女さ。僕はそんな女とは違う。ずっと君だけを見ていてあげるよ」

「母さんが男と寝てるって、どういうことだよ? お前何を知ってんだ。詳しく説明しろ」

母さんのことまで調べ上げているとでも言うのか、俺はホモの襟を掴んで揺さぶり吐かせようとした。

息子として、母さんの事を全てを把握しておく必要ある。

「ただいま〜、うっかり忘れ物しちゃったわ」

すると、玄関の方から母さんの声が聞こえてきた。こんな時に限って早く帰ってくるなんて。

「まずいねえ。君も僕と一緒にいる所を見られたくないだろうし、一先ずコタツの中に隠れようよ章生君」

「えっ、あっ、そうだな」

従うのも嫌だが、母さんにこの状況を説明するわけにもいかないし、絶対に見られたくもない。

母さんがリビングに入る前に、ホモはパソコンを持ってコタツの中に潜り込み、俺も急いでズボンを持って潜り込んだ。

足音が次第に大きくなり、コタツの中が熱い事もあって、俺もホモも息が荒くなってくる。

「ふう、章生君、大きな声出さないように気をつけるんだよ」

「分かってるよ、つうか、喋りかけんなバカ。気づかれるだろ」

「ごめん。それもそうだね。じゃあ、これからはパソコンを使って会話するとしよう」

それほど大きくもないコタツの中に、二人も入ると狭苦しい。

足が外にでないように必然的に体を丸めているので、ホモと体の一部が触れ合っている。

ホモは器用にキーボードを叩いて、何やら文字を打っている。

足音の大きさで、母さんがリビングに入ってきたのが分かった。

「章生君、章生君、これ見て」

ホモは小声で話し、パソコンを俺の前へとスライドさせる。

覗き込むと、「君のお母さんのホームページがあるのを知ってるかい?」という聞き覚えのない文章がテキストに打ち込まれていた。

俺は「知ってるわけねだろ」と、静かに打ち込み、ホモに画面が見えるようパソコンを翻す。

「章生、どこにいるの〜? 玄関に変なおもちゃとゲームソフトがあったんだけど〜? 出てきて、ちゃんと説明しなさいよお」

そういや、ホモに貰った小包が玄関に置きっぱなしになっている。

無理やり連れてこられてた際に、うっかり箱を手放していたのだ。

これではホモを隠し通せたとしても、言い訳のしようがない。

どうする、強風で玄関が開いてしまい、箱も一緒に飛んできたとでも言おうか。

いや、ダメだ、こんな弁解じゃ納得してくれるわけがない。焦りと熱さで思考もままならない。

すると、ホモがまたパソコンの画面を見せてきた、「落ち着いて、今は見つからないよう気をつけていればいい。それより君のお母さんのホームページを見せてあげるよ。そこには君のことをどう思ってるのか、どんな仕事をしているのかが書いてあるからさ。それと、いちいちパソコンを動かすと大きな音が出る可能性もあるから、もっと僕の方に寄ってきなよ。大丈夫、君の同意なしにエッチな事はしないから」

男は笑っているのか、暗いので表情がはっきり読み取れない。

俺もばれるだけのは避けたいので、止む無く体を摺り寄せる。肩と肩が触れ合いお互いの吐息がはっきり聞き取れる距離だ。

ホモはブラウザにアドレスを打ち込み、俺が見た事もないサイトを開きだした。

『里香ちゃんのクルルルルリュ〜ン』と銘打たれた痛いサイト。母さんがこんなホームページを開設したとでもいうのか。

男はプロフィールの項目をクリックし、母さんが開設したという証拠を提示する。

 

こんにちは〜、里香ちゃんで〜〜〜す。

里香ちゃんはあ、38歳の未亡人でえ、子供もいるのお〜。

本当はあ、こんな事言いたくないんだけどお、里香ちゃんの全てを知って貰って、里香ちゃんの全てを愛して貰いたかったのお。

だって、里香ちゃんはエッチなんだよ〜。男の人に優しくキスされたりい、男の人に優しくあそこをかき回して欲しいのお。

太ければ太いほど素敵い、里香ちゃんは大きな物が大好きなのお。

勿論、小さな物だって大好きだよ〜。

里香ちゃんは博愛主義だからあ、来る物は拒みませ〜んって感じ〜♪ キャハハハハハハハ!!!!

ああ、でも、一つ苦手な物もあるの〜。

それは子供、じゃなくてえ、実の息子だけが苦手なのお。

日記でも書いてるけどお、あいつちょっとキモイって言うかあ、頭おかしいんだよねえ。

ほんと、里香ちゃん困っちゃう〜。誰か助けてニャンニャン♪

メール一杯してねえ、里香ちゃんを援助して欲しいから。里香ちゃんお金も大好きだからニャン♪ 

ニャン♪ ニャン? ニャア〜ン♪

 

……なんだよ、この痛々しい自己紹介は。

年齢と子供がいるという点では一致してるが、母さんがこんな痛いキャラを演じているはずないだろ。

「章生〜、いい加減にしなさいよ、隠れているのはわかっているんだからね」

ほら、あんなに俺を必死に探してくれているじゃないか。母さんが俺を嫌っているはずはない。

横目で睨んで意思表示してやると、男は続けて日記の項目をクリックした。

これ以上見てられない気持ちはあったが、興味がないわけでもないので読み進めてしまう。

 

は〜い、里香ちゃんで〜〜〜す。

みんな今日も里香ちゃんの日記見てくれてるかなあ〜、えっ、見てる? 見てるって〜?

うっそ〜ん、うそちゅくなよお、見てないんだろお。一度見てみなよお、面白いよ? 為になるんだよお?

んじゃ、早速今日も張り切って日記書いちゃいま〜す。

今日は大嫌いな息子に、賞味期限切れたヨーグルトを沢山おやつの時間にあげてやりましたあ。

すぐ、お腹痛くなってトイレに篭ってやんのあいつ、昔からほんとヘタレだからねえ。

小学校のもいじめられてたのよお、いやね、本当にいじめられてたんならまだいいよ。

でもね、実際は息子の被害妄想だったんだよ。息子は後藤と白谷って子がいじめたって言い張るんだけど、二人とも違うクラスで、学年も違うんだよねえ。

担任の先生によるといじめられてた様子もないっていうし、明らかに作り話じゃん。

しかも、あいつもサイト持っててさあ、日記に私の事が好きだとか、愛してるとか、キモイこといってるんだよねえ。

昔から相手してやってるから、無視してやるのも可哀想だしい、仕方なく愛想良くしてるんだけどもう限界でさあ。

しかも日に日に内容もエスカレートしちゃってるんだよお。最近なんて、「ホモにサイト荒らされたあ、助けて母さん〜」なんて甘えてくるしい。

里香ちゃんを巻き込むなよお、自分で処理しろよバカあって言ってやりたいんだけど、そうもいかなくってさあ。

あ〜あ、早く大人になってくれないかなあ。顔を見合わせるのもう嫌なんだよね〜。

ぶっちゃけるとお、もう死んでくれても構わないって言うかあ、死ねって感じ〜♪ キャハハハハハハハ!!

愚痴ばっか言ってごめんなさい、他に吐き出せるところもないからここで言ってみたのお。

さてとお、今日もゴミ息子にエサをあげて、風俗で働いてくるとしますかあ。里香ちゃんいっぱい感じてきまあす〜♪

そうそう、息子は風俗で働いてることも知らないのよ、ほんとバカな子だよねえ。あは。

それでは皆さんシーユーアゲイン〜♪ 

 

今から2ヶ月ほど前の日記であった。

キャラ以外は聞いたことあるような話ばかり。未亡人で子供がいて、その息子は後藤と白谷という奴に小学校の頃いじめられてて、しかもその息子のサイトはホモに荒らされている。

確かに、俺の母さん以外に書けるはずがない話だ。

でも、でも、嘘だよなあ。これが母さんの日記のはずないよな。

嘘だと思いたいのに、余りにリアルで怖くなる。もしこれが真実だとしたら、俺はどうすればいいんだ。

ホモはタイプを打つ、「どうだい? これが君のお母さんの本性だよ。あいつは君をゴミとしか見ていないんだ。これでもまだ君はお母さんを好きでいられる? 僕は無理だと思うけどなあ。君も日記にあんな事書いてたんだから薄々感づいてたんじゃないの? あいつは君を愛していない。求めてるのは肉欲だけだってさ」

一字一字が胸に刺さる、否定したくても否定できない。

IPが違うんじゃないかと訴えても、その辺りも既に調査済みだろう。

やっぱり、母さんは俺を嫌ってるのか。今思えば、笑っていてもどこかぎこちなかったような気がする。

今日だってそうだ、体に触れただけで怒って逃げた。エッチな事をされると感じてくるから、風俗で働いてるってばれるからなのか。

言われてみればそう思える、表面的には優しくしてくれても、母さんは俺と本気で向き合ってくれていなかったような気がしてくる。

俺は、なんてバカなんだ。唯一優しくしてくれる人だから、尊敬したり、熟してても愛してあげたりしてたのに。

両思いだって信じてたのに、当の母さんは俺をゴミとしか見てないなんて。

情けない、悔しい。失恋した。母さんに嫌われていた。俺、もう誰にも必要とされてないんだ。

自然と絶望の涙が流れ、俺はタイプを打つ、「僕、これからどうしたらいいの? 教えてよ。僕、母さんに嫌われたらどうすればいいの? 教えてよ、ラッコさん。僕、誰かに必要とされたいんだ。愛され、たいんだ。一人は、嫌なんだよお」

俺は懇願している、文章なら今の正直な気持ちが素直に出せる。

ラッコさんは俺の額に軽くキスをし、カタカタ音を立ててタイプを打つ、「偉い! やっと素直になれたね。君は幼い頃からネットなんかしてたからあらゆる情報が混在してたんだよ。君はそれを曲解してしまい、社会なんてこんなものだと絶望してしまった。だから、君は妙に大人びちゃって、同年代の子からも浮いた存在になっていたんだよ。人の本質なんて、君ぐらいの歳の子は見るもんじゃない。伏せて置かないと、何を信じて良いのか分からなくなるからね。現に君は今、何を信じて良いのか分からないだろ。それも無理もないさ。でも、一つだけ信じて欲しい。僕は、僕だけは君を愛してる、僕には君が必要なんだ。そうだ、親元を離れて僕と一緒にならないか? なあに、大丈夫だよ。君の面倒はちゃんと見てあげる。僕は君だけを、愛しているんだからね」

心温まる文章だ、俺は一人じゃない、ラッコさんだけは俺を必要としてくれている。

ゴミ扱いされたメス豚なんかより、俺は俺を必要としてくれる人の傍にいたい、「ラッコさん、よろしくお願いします。僕、母さんの傍にはもういたくない。僕は、僕を必要としてくれるあなたと供に生きていきたい」

少しは恥ずかしかったけど、ラッコさんは文章を読み終えると、自然と俺の首の後ろに腕を回し、優しく唇を重ねてくれた。

男性とは思えないふわふわして柔らかい唇、俺も無意識に舌を伸ばして絡ませていく。

「ラッコさん、僕をよろしくお願いします」そう囁いて、俺も背中に腕を回してギュッと抱きしめてあげる。

手の感触が、割と引き締まった肉体である事を伝え、うなじに触れるとピクッって過敏に反応してくれる。

俺を感じてくれてる、俺を必要としてくれている証拠なんだ。

ラッコさんはパンティーの中に指を入れ、被った皮を一気に剥いていく。

まだピンク色に染まった若い亀頭が露出されて、「ああ、痛い、そんなことしないでえ」なんて、我慢できずに声が漏れる。

更に尿道に触れて俺を刺激してくれる。痛みがちんぽから全身に伝わり、声を荒げ、思考が止まる。

貪欲に彼だけを愛していたいような気持ちだけが芽生えて、俺も、彼のあそこに触れてみたくなる。

唇を離し、そっと彼のあそこに触れようとした時、ぶわっという音が耳元を劈き、俺たちをかくまっていたコタツ布団が跳ね飛んでいった。

「章生、あなた、そんな所で何をしてるの……」母さんだ。

母さんが上から俺たちを見下ろしている。目を丸くして、愕然とした表情だ。

俺は横目で母さんを睨み、再びラッコさんと唇を重ねる。邪魔するな、俺たちの愛の営みを。

「な、なにしてるのよ章生、母さんわけわかんないよ」お前がわけわかんねえよ。

愛想良く笑顔振り撒いてたくせに、上辺だけじゃねえかよ。しかもあんな恐ろしい事日記に書くか普通。

名誉毀損もいいとこだ、いくら親だとしてもウェブ上で人権侵害していいと思ってのかよ。

ほら、じろじろ見るな、固まってんじゃねえよ。さっさと遠くに行っちまえよ。

「章生! いい加減にしなさい。どういう訳かきちんと説明して貰いますからね」まだ言うかこいつは。

俺は這ってコタツから脱け出し、すぐに黒ずんだ顔の女を張り倒してやった。

女は床に転がり、頬を押さえて上目遣いに俺を見上げる。泣いているのか、涙が潤んでいる。

欲情してくる、今までこんな顔見たことない。

俺は感情のままに女を押し倒し、馬乗りになるように跨った。

「あ、章生。どうしちゃったのよ。母さんがなにをしたっていうの」見苦しい言い訳はもう止せ。

俺はスーツのボタンを外していき、下から露になったブラウスを強引に引き千切る。

「や、やめて!」

苦し紛れに頬を張って抵抗してるが、弱々しく、ちっとも痛みを感じない。

「ラッコさん、この女を抑えておいてください」

「いいよ、でも、僕以外の人とするなんて妬けてきちゃうから、手短にお願いね」

俺が頷くと、ラッコさんは手を抑えつけてくれた。

「これでもう抵抗は出来ないよ」

「や、やめて、どうしちゃったのよ章生。母さんと章生は仲良しじゃなかったの」

「何言ってんだよ、お前が、いけないんだろ? 僕を置いて、知らない男と寝てるからこうなるんだよ。この淫女が、お前なんてもう僕の母さんじゃない。僕が大好きな母さんはもう死んだんだ!」

「な、何のことよ。母さんそんな事知らないわよ」ウェブで公開してるくせに白切ってんやがる。

俺は胸を覆った黒いブラジャーに食いつき、犬歯を使って食い千切るようにブラを剥がしてやった。

そこからしわくちゃの勃起した乳首が露出され、淫らな乳毛が波立ちだす。

一つ指で跳ね上げかぶりついてやると、メス豚は「ブヒッ」と声をあげた。

初めて聞いた母のよがり声、甘くて柔らかい豚の声に俺は興奮を覚え、ちんぽが垂直にそびえ立ってくる。

俺は自らの皮を剥き、母の股間に指を入れる。

「いい加減にしなさいよ! あんた拗ねてんの? 中学生のくせにいつまでも甘えてんじゃないの。これ以上私の体に触れたら許さないからね!」

やっと本性が現れた。これが母親の本質、俺の事をゴミ扱いしている母親の本音だ。

その叫びも今や虚しい。俺はパンティーを脱ぎ、秘部を隠す全ての衣を取っ払った。

そして、贅肉がついた腿を抱えて、淫靡な裂け目にちんぽを挿入する。

「あんっ、こら、やめなさい。ふざけんじゃないわよ。後でお尻百叩きするわよ!」

「息子が大人になる瞬間ぐらい、黙って見てろよ豚野郎」

ラッコさんは脱いだパンティーを丸めて、女の口の中に押し込んでくれた。

女は声が出なくなり、「うぐうぐ」と声にならないうめき声だけを漏らす。

俺は欲望に身を任せ、コンスタントに腰を強く振った。

ペタペタと弱い音が鳴り、膣の壁がちんぽを締め付けて痛い。

心は俺を必要としていなくても、体は俺のちんぽを求めているんだ。

何だか、気分がすっかり晴れてきた。長年物にしたかった女を体だけでも手に入れる事が出来た。

いじめられっ子で、気が小さくて、大人みたいに理屈っぽくなってた弱い俺でも、女を物にする事が出来たんだ。

ヨダレを胸に垂れ落とし、続けて二、三度腰を振ってやると、ちんぽから白い濁汁がトクトク子宮の中へと流れ込んだ。

「はあ〜、痛かった」

「終わったね。じゃあ、章生君。用も済んだことだし、早く僕の家へ行こう」

「はい、よろしくお願いします」

清々しい。もうこの家に思い残すことは何もない、これからはラッコさんと供に生きていく。

「さよなら母さん」そうポツリと漏らし、俺は14年過ごしてきた我が家に別れを告げた。

 

――その後。

俺はラッコさんの家で無事に同棲生活を送っている。

ラッコさんは俺に愛情を注ぎ、面倒だってちゃんと見てくれている。

疎遠になった母さんも罪悪感を感じているのか、毎月8万円もの大金を仕送りしてくれている。

「何を怒っているのか未だに分からないんだけど、母さんが悪かった、帰ってきてよ章生」なんて、淋しそうに毎晩電話もしてくれるんだ。

でも、俺は帰れない。ラッコさんと暮らすって約束しちゃったから。

「章生君、早く、早く〜。入れてよお、僕のアナルに君のちんぽいれて欲しいのお〜」

「はいはい、分かりましたよ」

ラッコさんは壁に手を付き、お尻を突き出して穴を見せる。

俺は言われるがままに、慣れた手つきで穴にちんぽを突っ込んであげる。

「ああ、いい。いいよお。気持ちいい!!」

だらしない喘ぎ声、もう聞き飽きたなあ。

ゴツゴツした男の体も、女の柔軟性ある肉体の前では色褪せる。

ラッコさん良くしてくれるけど、正直、そろそろ潮時かなあなんて思ってきた。

適当に腰振ってあげると、ラッコさんすぐに射精するし。

「ああ、気持ち良い。最高だよ章生く〜ん」

「はあ、それは良かったですね」

愛って何だろう、俺は愛を求めていたのに、誰かに必要とされたかったのに、今ではそれが煩わしい。

贅沢なんだろうか、俺は今ラッコさんからとても離れたい。家に帰りたい。

母さんに会いたい、母さんのおまんこにちんぽ入れて慰めてあげたい。そんな思いで一杯なんだ。

「章生君、今度は前でやろ。ほら、早くちんぽいれてよお」

「はいはい、分かりましたよ」

何だか、俺、作業ロボットみたい。

命令されて、言われるがままに動いて、結局いじめられっ子の時と何も変わってないような気がする。

思えば、母さんの日記だって、俺の日記だって、本当だったかどうか確かめていない。

レイプした時だって、怒ったからきつい事言ってきただけなのかもしれない。

もっともな事吹き込まれている内に、それが本当なんだって思い込んでいたのかもしれない。

「章生君、いれて、いれてよお。お願い、お願いだからあ」

なんだ、じゃあ、ラッコさんが全て仕組んでたのかもしれないのか。母さんは俺を愛していたのかもしれないのか。

考えてみれば、水商売って夜間にする仕事じゃないのか。母さんは夜中にはちゃんと家にいたぞ。

「はやく、はやくう〜。いれて、いれてよお」

よく、分かんないや。

でも、一つだけはっきりした事がある。

 

俺は、ラッコさんが大嫌いだ。

 

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