題名:丸々クイナ様

 

冬ですね・・・。

もう、すっかり辺りは冬景色。

私、夏に恋した春風水鶏(クイナ)と申します。

四季が移り変わるたび、私の夏は確実に近づいて。

その事に毎日、毎晩、心から深い喜びを感じてる。

今は冬、明日も冬、明後日も冬だけど。

でも、私の夏は着実に近づいてきてる。

冬は寒くて肌寒いけど、私のジャンバーを脱がせるには至らない。

また夏が来てくれる事を思えば、私の夏が来ると思えば・・・。

どんなに寒くったって、霜焼けなんかしないんだからあ!!

私には夏がある・・・。心から喜べる夏が・・・。

だから、大丈夫・・・。

 

そんな事を頭の中に思い描きながら、今、スーパーへコロッケを買いに道路の脇、歩道を歩いています。

私、昔からコロッケが大好きで、良くお父さんに揚げたてのコロッケを見せ付けて食べていました。

その時の父の悲しそうな顔。数年ぶりに再会した娘が整形してた時のようなガッカリした顔。

今でも私の脳裏に焼きついてる。一生劣化する事も、消える事もない思い出。

コロッケでそこまで落ち込むなんて思わなかったの・・・、お父さん。

頑張って・・・、私に仕送りしてね・・・。

もう生活費が底をついてるの、この分じゃ今日はコロッケを3つしか買えないわ。

もっと食べたいのに、お腹が膨張して破裂しそうなくらいドンドン食べてやりたいのに。

お金が・・・、底をつきそうだよ・・・。

 

私は落ち込んでいました。

だから、夏が好きとか冬が厳しいとか。霜焼けしないとか。

適当な事を考えて、全ての事から目を背けていたんです。

だって、現実に目を背けたって良い事なんて何もないから。

毎日、時給800円でコンビニのバイトしたってちっともお金なんて貯まりません。

それに、私一人暮らしだし。父と去年ケンカして勘当された身分だし。

まだ28歳の若さなのに、どうして社会に出なきゃいけないのよ。

おかしいよ・・・、何かが狂ってるよ。

ありえないよ・・・、時給もありえないよ・・・。

もっと上げてよ、賃金をもっと上げて。

お願い、お願いだから・・・。

私は足を止めて、大粒の涙を零していた。

お金が欲しいという欲求、人間として誰もが求める欲が満たされないから。

自分の未熟さに不甲斐なさを感じて、悔しくて仕方ないからかもしれない。

そんな思いが込められた涙だった。悲しくて、悔しいんです・・・。

 

「やあ、そこに道行くお嬢さん。僕と一緒にお茶なんてどうですか?」

「ひっく・・・、えっ・・・」

 

私が泣いていると、突然目の前に私より小柄な男性が話しかけてきた。

小柄でちょっと太めで、全然タイプじゃないけど。

今の私は、誰でもいいから傍にいて欲しかった。

 

「はい、お供させていただきます・・・」

 

リトルデブは私の手を引いてどこかへ歩き出しました。

歩いている内に分かったんですけど、彼の手は暖かくて、凄い肉厚なんです。

まるでデブのよう・・・。

それに、汗がにじみ出て、私の手がギトギト脂ぎっていくような気がして・・・。

ああ、どうして私、こんな人に着いて行くのかしら。

分からなかった、私には何も分からなかった。

歩いて1時間ほど経つと、やっと目的地に着いたのか。

ドラマでよくあるような海が見える暗い倉庫へと私を連れ込みました。

こんな所でお茶なんて、なんだか落ち着かないな・・・。

だって、全体がちょっと暗いんですもの。明かりが欲しいよお。

車のヘッドライトチカチカ3回鳴らして欲しいようなそんな気分。

私にだけスポットライトを当てて!! 私だけを際立たせて欲しいの!!

彼にそう伝えたかったんだけど。私、男性とお話した事がないものでして。

頬を赤らめうつむくだけで、声を発する何てとてもとても。

 

「はあ・・・、はあ・・・。着きましたよ」

「あの、かなりお疲れみたいですけど大丈夫ですか?」

「気にすんな!! それより、今、弟がコーヒーを炒れるんで、その辺に座ってろよ」

「あの、急に同じ目線で話されるようになったのはなぜですか?」

「気にすんなって!! それより、そこの畳の上にでも寝転がって待ってろよ」

「えっ・・・、畳・・・」

 

私が彼から目を背けて、辺りをキョロキョロ見回すと、倉庫の中央に彼と同じ顔をしたリトルデブが、畳の上に設置したコタツに入り、強引にコーヒーメーカーをガチャガチャいじっているのが見えた。

その様子はまるで素人。今まで一度もコーヒーなど炒れたことがなさそうな不器用な手つき。

見てらんないなあもう・・・、私がいれてあげなきゃ・・・。

私は足早に靴を脱いで畳にあがり、もう一人から無理やりコーヒーメーカーを奪った。

 

「いいですか!! 私が炒れるんで良く見ておいてくださいね」

「えっ・・・」

 

私が剣幕した表情でデブに忠告してあげたけど、彼は目を泳がせて回らない太い首を無理やり縦に振っただけ。

まったく・・・、人にやって貰っておいて御礼の一つもないのかしら。

私がカエルみたいに口を膨らませながら怒っていたのに恐れをなしたのか

リトルデブは私を倉庫に連れてきた張本人の方へと逃げていった。

弱虫・・・、ただのデブね・・・。

 

「兄貴〜〜〜!! この女が、今日売りに出す例の物か〜〜〜??」

「しっ!! 大声出すなバカ!! あの女に聞こえるだろ!!」

「あああ〜〜〜!! ごめんよお〜〜〜!! 兄貴〜〜〜!! ごめんよお〜〜〜!!」

「だから大声出すなって言ってんだろうがああ〜〜〜!! あの女に聞かれちまうだろうがあ!!」

「うわあああああ〜〜〜!! ごめんよおお〜〜〜!! マジでごめんよ兄貴〜〜〜!!」

「だから〜〜〜!! 大声出すなって言ってんだろうが〜〜〜〜!!」

 

「あの〜〜〜!! コーヒー炒れたんですけど飲まないんですかあ〜〜〜!?」

 

「うお〜〜〜い!! すぐ行くから待ってろよ〜〜〜!!」

 

うお〜いって・・・、何で意味なく奇声を発したんだろう・・・。

それに、売りに出すとか、例の物とか、丸聞こえだったんだけど、何の話だったのかしら。

慌ててコタツに入ってきた二人の表情は、やっちゃったなあ〜って感じのすっぱい表情。

何か私に聞かれてまずい事でも喋ったのかしら? 私がコーヒーを炒れていたのが不味いのかしら?

考えても分からなかったので、取りあえず私はコップを探していた。

というのも、コタツの上にはコーヒーメーカしかなかったものだからコーヒーを注ぎ込むカップがどうしても必要だったのだ。

 

「あのお、カップはどこにあるんでしょうかあ・・・?」

「ああ、悪いね。生憎だけど、カップはないんだよ・・・」

「えっ、じゃあどうやってコーヒーを飲むというんですか」

 

この二人何を考えてるんだろう、カップがなかったら飲めないじゃない。

まさか、コーヒーメーカーから直接飲むのかしら・・・、でも、結構熱くなってるよ。

直接飲んだら口ヤケドするんじゃないかしら・・・、大丈夫かな。

 

「おい、聞いたかよ兄貴。この女まだコーヒーを飲むとか言ってるぜ」

「ああ、相当馬鹿のようだな。恐らく、我々に拉致された事すら自覚してないだろ」

「拉致って・・・、何の話ですか?」

「へっ!! おい、聞いたかよ兄貴!! 何の話ですかって言ったぜ!!」

「ああ、確かにそう言った。俺の耳にもそう聞こえたぜ」

「あのお・・・、御兄弟なんですか?」

「ふふ・・・、そうだよ」

 

二人はデブ特有のキモイ笑いを私に見せ付けてくれた。

なんて醜い顔・・・、良くみたら二人ともブサイクじゃない。

背が低くて、顔が醜くて、太ってるって・・・、良く考えたら最低じゃないの!!

全てが揃っている・・・、駄目な男の全てを取り揃えているわ・・・。

この時、私は彼らの外面だけに捉われていて、彼らの本質は全く見えていなかった。

 

「ついでに言うと、俺がヤンバーでこっちが弟のマンバーだ」

「双子なんですか? 顔がそっくりですけど」

「ああ!! 俺達仲良しだぜ!!」

「いえ、仲の良さはどうでもいいんですけど、双子がどうか教えろよ」

 

私は弟の方だったかな・・・マンバーの見当違いな解答に腹が立ち同じ目線で彼に話しかけてしまった。

一時の感情に流されて言っちゃったけど・・・、初対面で命令形はまずかったかな。

 

「はあ??  てめえ、俺等にケンカ売ってんのかよ!!」

「取り乱すなバカ!! それにケンカを売られたのはお前だけだ!!」

「あっ、ごめんなさい・・・。少しきつく言い過ぎました」

「ったくよお!! 謝るぐらいならケンカ売ってんじゃねえよ!!」

「だから、取り乱すなって言ってんだろうが!! おめえから先に肉塊に変えてやろうか!!」

「えええ〜〜〜!! そんなのヤダ〜〜〜!! 落ち着くから許してくれよ兄貴〜〜〜!!」

「うむ、良くいった弟よ!! 俺はお前のような弟を持った事を誇りに思うぜ!!」

「あっ・・・、兄貴〜〜〜〜!!」

 

彼等は感極まったようで、私が見ているにも拘らず抱き合ってお互いを慰めあっていた。

恥ずかしくないのかな・・・、人前で抱き合うなんて・・・。

私はちょっと羨ましかった。生まれて一度も男性と抱き合った事がなかったから。

抱き合える男性がいるって・・・,何だか羨ましい。

彼等はしばらく抱き合った後、何かを思い出したように私の方へと顔を向けた。

 

「兄貴・・・、そろそろ仕事に取り掛かりましょうぜ」

「だな。いつまでも遊んでるわけにもいかねえしな」

「あら、なんの御仕事なさってるんですか?」

「はは、すぐに身体で教えてあげますよ!!」

「へっ・・・」

 

そう言って、彼等は急に立ち上がった。

どうしたのかしら・・・、カップを取りに行くつもりなのかしら。

私の予想とは裏腹に、彼等は私を挟むようにして立ち、私の髪を強引に掴んだ。

「いたっ!! ちょっと、離して下さいよ!!」

彼等は何を言わずに髪を引っ張り上げて無理やり私を立たせた。

なんて失礼な人達なの・・・、私をプロレスラー扱いするなんて。

私は腕を振り回して抵抗しようとしたが弟か兄に腕を掴まれ抵抗できなかった。

その間に、もう一人がポケットからバタフライナイフを取り出し、私の頚動脈に刃先を押し当てた。

刃が少し食い込んでいるのだろうか・・・、妙に首が生温かい・・・。

 

「あう・・・、なにを・・・」

「お嬢さん、あんたに恨みはねえがこれも仕事だ。黙って俺等のいう事に従ってくれや」

「俺達の言う事聞いてりゃ苦しまなくて済むからよお!! 歯向かおうとするんじゃねえぞ!!」

「私・・・、一体どうすれば・・・」

「俺等のされるがままにされていればいいだけさ。妙な動き見せたらぶっ殺すけどな・・・」

「はっ・・・、はい。分かりました・・・」

 

私は彼等の言うとおりにすることにした。

彼等が一体何者なのかは分からないけど、ここで下手な動きを見せれば殺されるかもしれない。

それならいっそ、彼等の言う事を聞いていた方が利口だと思ったから・・・。

私が抵抗しない事を理解したのか、リトルデブの片割れは刃先を引いた・・・が。

今度はナイフをブラウスに押し当てて、私の下腹部の方まで一気に切り裂いていった・・・。

服とブラが左右にはだけ、哀れもない私の貧乳がボロンと晒される事になった・・・。

 

「あんっ!! いたいっ!!」

「おっと、少し裂き過ぎたか」

「大丈夫!! 薄皮一枚切れた程度だ。問題ないですぜ兄貴!!」

「そうだな、この程度なら問題ないか」

「あっ・・・、血が・・・」

 

刃先を押し当てすぎたようで、皮がナイフの軌跡を示すようにパックリと裂けた。

まるで、私を解剖した跡のような物を見たので、血の気が一気に引いてしまう。

元々、グロテスクな物は苦手だし、いつ気を失ってもおかしくないくらいだ・・・。

薄気味悪いピンク色の肉が皮の隙間から私を睨んでくるようだ・・・。

ナイフを持ったデブは、はだけた服を脱がせ胸をむさぼる様に、大福感覚で胸に食らいついている。

私は瞼を閉じて男の行為を受け入れていたが、デブのザラザラした気持ち悪い舌が、乳首をペロペロ何度も跳ね上げていくのが胸を通じて触覚で感じ取れる。

  男性経験が全くない私にとっては、全く初めての感覚だった。

何だか・・・、子に母乳を与えているような変な気持ちになってしまいそうで・・・。

血の気が引いて倒れそうな私を呼び覚ますような、彼の手馴れた舌使い。

私の脳に刺激を与え・・・、気を失わせないつもりなのだろうか。

 

「うっ・・・、あっ・・・」

  「兄貴!! 後で俺にもやらせてくださいよ!!」

「分かってるよ、いいとこなんだから黙ってろ!!」

「へい、分かったよ・・・・」

「くっ・・・・・・」

 

  なんだろ、妙に声が漏れてる・・・。

これが感じてるっていうのかな、何だかくすぐったいだけのような気も。

ブサイクなデブに舐められているのに、感じてるわけないよね・・・。

そんな事より、さっきから後ろのデブが息を荒げて私の熱い吐息をかけてくるのが妙に煩わしい。

癇に障るって言うか、何様なのって感じがする。

私の胸をむさぼるデブより、よっぽど煩わしくて仕方ない・・・。

早く死ねばいいのに・・・、後ろのデブなんて。

目を閉じて私は彼等の行為を受け入れていたが、突然私の性器辺りを舐められている感覚が伝わってきた。

もしかして、性器を触っているのかしら・・・。

私が恐る恐る瞼を少し開けて性器の方へと目線を向けるとナイフを持っていたデブが、私のパンツを5センチほど縦に裂き。

その隙間から私の性器へと指を入れているのが見える・・・。

指が中まで入っているんだろうか・・・、彼の指がとても身近に感じられる。

彼の指が左右に私の性器をなぞっているのが・・・、妙に気持ちいい。

かゆい所を壁のような固い物に擦り付けると、摩擦で気持ち良くなるような感じに似てるだろうか。

とにかく、少し気持ちいいような気がする・・・。

私は血の家が引いたせいか、妙に状況を冷静に分析出来ているような気がする。

まるで、大人のお姉様。子供を3人も産んだような中年おばさんのような余裕。

彼に切られた皮膚の痛みも、指を入れられる気持ち良さに比べれば・・・。

 

「兄貴〜〜〜!! 早くしてくれよ〜〜〜!!」

「はあ? お前さっき俺が言った事覚えてないのか?」

「覚えてるよお・・・、でも、ちょっとぐらい良いだろお〜!!」

「駄目だ、お前は俺のおこぼれを食べてりゃいいんだよ」

「兄貴〜・・・、そりゃねえよお・・・」

「うっ・・・、あああ・・・」

 

ジェラシーという物だろうか、後ろのデブの手に妙に力が入りだした。

私の細い腕を握り潰してしまいそうなくらいの強い力で締め付けてくる・・・。

ほんと後ろのデブは最低ね・・・、私に痛みと苦しみしかもたらしてくれない。

それに引き替え、前の彼は私のクリを舐め始めてくれている・・・。

裂けたパンツの隙間からピンポイントに私のクリを舐め上げ刺激してくれる・・・。

身体が段々火照ってきちゃう・・・、素直に気持ちいい・・・。

 

「ああっ・・・、気持ちいい・・・」

「はあ・・・、はあ・・・、俺もやりてえよお〜〜〜!!」

「黙ってろ・・・。次、喋ったら殺す・・・」

「わ、分かったよお・・・」

「ああああ!! 身体が熱いよお!!」

 

もう、私の目は完全に見開いていた。

犯される自分の哀れな様を客観的に見つめるのが楽しくなってきたから。

前の彼が中腰になって犬みたいに私の性器を舐めてくれる姿。

とっても新鮮で、滑稽で、私の魅力に惹かれて尽くしている奴隷のような気さえする。

私は奴隷を見下ろす女王様・・・、きっとそうに違いないのよ。

私は快感に溺れ悦に入っていた。前の彼は黙々と私のクリを舐めあげてくれている。

ザラザラ舌がやすりみたいにクリを刺激してくれる。その度に、私の身体がピクンピクン跳ね上がりそう。

ちょっと気を緩めると・・・、いっちゃいそうなぐらい・・・。

 

「あっ・・・、あんっ・・・」

「ぐううううううう〜〜〜!! 俺もやりてえよおお〜〜〜!!」

「あっ、お前喋ったな」

「あっ・・・、ごめん・・・」

「ごめん? これから殺されるのに何謝ってんのお前」

「えっ・・・、嘘だろ兄貴・・・」

「なに・・・、どうしたの・・・」

 

悦に入って表情がすっかり緩みきっていた私だったが

突然の静寂に、快感の酔いが少し冷めてしまったようだ。

前にいる彼は立ち上がりなぜか弟の背後へと回りこんでいく・・・。

弟は場の空気を察知したのか、私の腕を突き放して走って慌てて逃げようとした。

しかし、彼は弟の襟を掴み引き、勢い良くふとももにナイフを突き刺し動きを止めた・・・。

私の位置から、弟のふとももから服の上からでも血が滲んでいるのが良く見える・・・。

弟は原始人達に倒されたマンモスのように大きく前に倒れこんだ。

彼は弟を逃がさないように、弟の背中に馬乗りになる。

 

「うっ・・・、ぎゃああああ〜〜〜〜!!!」

「殺してやる・・・、殺してやるよ・・・」

「兄貴〜〜〜〜!!! 俺達、血を分けた兄弟じゃないか〜〜〜〜!! 助けてくれよお〜〜〜〜!!」

「知るか・・・、死ね」

「ええ〜〜〜〜!! マジかよお〜〜〜〜!!」

「うるせえよ・・・」

 

彼は腰にかけていた太いナイフを手に持ち、弟の首元に縦に突き刺した・・・。

そして、彼はで黙々とリハビリを続ける御老人のように表情一つ変えずにナイフを弟の肉の中へと沈めていく・・・。

クチュっという肉を裂く音が静かな倉庫に反響して私の耳を鳴らして止まない・・・。

今後一生忘れる事の出来ない、ナイフが静まっていく音・・・。

私はすっかり酔いが冷め、目を丸くしてその光景をただ呆然と見つめることしか出来なかった。

弟の断末魔は再三響き渡っていたが・・・、彼がナイフを出し入れする度に弟の声は鈍くて低いウシガエルみたいな間抜けな声に変わっていった・・・、何だかとてもおかしな光景。

見てると段々胸がときめいて、私の心の奥に潜む邪悪な心を呼び覚ましてくれるような。

 

「はあ・・・、死ね!! 死ね!! 死ね!!」死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね」

 

彼は興奮しているのだろうか、ピクリとも動かなくなった弟の顔にナイフを刺し続けている。

グチャグチャっていう心地よいリズム。玉ねぎをみじん切りしてるみたいな軽快な音がとても心地よい。

私は音につられて彼の方へと近づいていった。

弟の顔がどうなったのか見てみたい、私を苦しめたあの弟の変わり様を。

好奇心が恐怖を凌駕しているのか、私の胸は期待でいっぱいだ。

その期待に答えるかのように、弟の顔はもはやみる影もなかった。

兄のナイフによって皮を全て剥がされており、おびただしい血が首を伝って滴り落ちている。

鼻も切り取られてしまったのか、ブサイクで煩わしい鼻がすっかり消えてしまって何だかスッキリしている。

ナイフを突き刺し止めない彼を良く見ると、口に眼球のような物を咥えているのが見えた。

歯でゴリゴリとすり潰し、実の弟の眼球を食べているのだ。

異常・・・、明らかな精神異常者。

身内を食べるその光景に私の胸は嫌に高鳴った。

一体どうしたって言うんだろ・・・、私もこうされる事を望んでいるかのような。

いくらつまらない毎日を過ごしてるからって・・・、こんな狂気に胸をときめかせるなんて・・・。

私が見続けているにも関わらず、彼は大口を開けて弟の頬にかぶりついた。

ライオンが獲物を食う様に良く似ているのかな。食べて当たり前みたいな迷いのない行動だ。

 

「はあ、死ね・・・、死ね・・・」

「あのお、お取り込み中申し訳ないんですがもう亡くなられてますよ」

「ああ〜〜?? 何が亡くなったってえ〜〜??」

「ですから、あなたにとって最愛の弟さんは死にましたよ」

「ああ・・・、そうなの。こいつ死んだんだ」

「はい、身体の痙攣が若干残っていますが、もう二度と目を覚ますことはないでしょう」

「そうか・・・、やっと死んだか・・・」

 

彼は落ち着きを取り戻したのか、胸を撫で下ろして溜息をついていた。

全てが終わったような悲しげな横顔、私の胸が更に高鳴る・・・。

私に芽生えた初めての気持ち、彼に恋をしてしまったのかも知れない・・・。

彼は再び立ち上がり、私の方へと歩み寄ってくる・・・。

 

「おい、もう隠しても仕方ないから言うが、俺は人肉を主に取り扱っているブローカーやってんだ」

「あら、顔に似合わず人肉なんか売ってらしてたんですか」

「一言余計だな。まあいい。と、いうわけで、お前を殺して高値で売らせてもらう」

「はあ、いいですよ。あなたに食べてもらえるならそれで・・・」

「はあ? 何言ってるんだお前。まあいい。少し遊んでから殺してやるよ」

 

彼は私の目の前に立ち、下から私の顔を見上げていた。

上から見下ろされていたら迫力あるんだけど、子供に睨まれてるみたいで面白い。

私は笑顔で彼に答えてあげた。今出来る、精一杯の求愛表現だ。

 

「何笑ってんだよ・・・。気持ち悪い女だな」

「ああ、もっと罵って下さい・・・」

「何なんだお前・・・、わけわかんねえんだよ!!」

 

何が不満で彼は怒っているのだろうか、彼は急に鬼のような顔に豹変してしまった。

太った頬が釣り上がり、ブサイクな顔が更に見れない顔になってしまったので、私は目を背け、肩を震わせ怯えていた・・・。

なんて醜い顔なの・・・、いくら何でも酷すぎるよ・・・。

私が目を閉じて怯えていると、私の頬に何かが突き刺さった感触がした。

まさか、これって・・・。

 

「ひっ・・・、きゃああああ〜〜〜!!!」

「はっ、いい気味だ・・・」

「頬が・・・、頬ら・・・」

 

私の頬にナイフが刺さっている。弟を殺害する前に使ったバタフライナイフか・・・。

死角になって良く見えないけど、ナイフの刃先が頬を貫通し私の舌まで突き刺さっている感じられる。

私の口内にドロドロした生暖かい血が大量に出ていた。

不思議と痛みもそれ程感じなかったけど、血を舌で感じる度に死の恐怖に押し潰されそうになる・・・。

怖い・・・、怖い・・・、怖い・・・。

 

「怖い・・・、怖いです・・・」

「ああ? それがどうした」

「怖い・・・、怖いんです・・・」

「お前もうるせえな・・・」

 

その時、ピシュっという風切り音が鳴った事を聴覚で感じられた時。

私の頬が先ほどよりも広く、いや、口裂け女のように頬をバッサリ切り裂かれていた。

妙に奥歯に風が当たる。もしかしたら、彼には私の奥歯が視覚出来るほど裂けているのかもしれない。

それに、頬が尋常じゃなく熱い・・・、頬肉がダランと犬のようにに垂れ下がっているんだろう。

きっと彼から見たら間抜けな顔してるんだろうな・・・、きっとそうに違いない。

私は悲しかった・・・、口裂け女になってしまった事に・・・。

 

「お前、面白い顔してんなあ」

「あふい・・・、頬があふいです・・・」

「ほお〜〜、それじゃあこうするとどうだ」

「うっ・・・、ひぎいぃぃぃぃ!!」

 

彼はナイフで垂れ下がった私の頬肉を切り取った・・・。

ナイフを回転させ肉をスパゲティ感覚で豪快に口の中に運んでいく。

ナイフに絡まった頬肉を細かく噛み千切り、口の中で良く噛んで食べている。

口をもごつかせながら、緩みきった表情を見せている彼がとても憎たらしくも思えてくる。

私より肉なの・・・、肉だけしか愛してくれないの・・・。

私は頬を触りながら、ステーキを出された子供のようにはしゃぐ彼を見守っていた。

 

「はあ・・・、うめえ」

「あの、少し血が足りなくなってきたんですけど・・・」

「ああ、そんだけ出血してりゃな。3分もすれば死ぬよお前」

「そんな・・・、まだあなたと交わっていないのに・・・」

「なんだ? お前処女なのか? そうか、そういうことか」

 

彼は私の思いを受け止めてくれたのだろうか、妙に納得した顔で頷いてくれた。

私は彼に再び髪を掴まれ、コタツの上に仰向けにされた。

そして、股を大きく開かされ・・・、彼はズボンのベルトに手をかけ始めた。

カチャカチャというベルトを外す音が聞こえた後には、今まで見たこともない男性の性器があらわになった。

あれが男性の・・・、あんなに太くて大きい物だったの・・・。

私が呆気にとられていたのにも構わず、彼は両足を持ち上げ私の性器の中へと肉棒を突っ込もうとした。

しかし、緊張していた私の性器は彼を拒むかのように縮み上がり、彼の性器はなかなか私の中へ侵入出来ない。

彼はいらついて私の顔にツバを何度も吐きかけてきた。なんて気の短い人なんだろう・・・。

私も性器を緩めて彼の侵入を許してあげたいんだけど、緊張しちゃって思うように行かない。

幾度となく性器が弾き返され、彼のストレスは頂点まで達していた。

 

「あああ〜〜〜!! だっりいなあお前はよお〜〜〜!!」

「ごめんなさい・・・、私頑張りますから・・・」

「うっるせえよおお〜〜!! もうなあんもしんねえよ!!」

「えっ・・・、ひぐぅぅぅぅぅぅ!!!」

 

彼は怒りで我を忘れてしまったのか、私の性器にナイフを突き刺してきた・・・。

太くて鋭いナイフは私のクリを真っ二つに切り裂き、私の小さい性器に無理やりナイフ型の穴を掘らせたのだ。

私の中から出てくるおびただしい血がナイフを真っ赤に染め上げていく・・・。

彼は更にナイフを性器のようにピストン運動させ、私の子宮をグチャグチャに破壊していく。

もう子供を産む事は出来ない、女としての機能は彼によって絶たれてしまったのだ・・・。

気を失いそうにになるぐらいの激痛に襲われて・・・、ただ、声にならない悲鳴を上げ続けていた。

彼がナイフを動かすたびに・・・、私の意識はどんどん遠くへいってしまいそう・・・。

死にたくない・・・、死にたくないよ・・・。

 

「助けて・・・、下さい・・・」

「バ〜カ、助けるわけないじゃん」

 

彼は無情にも私の救いに手を差し伸べてくれる事はなかった。

彼は鬼だ・・・、精神異常者だ。

もう駄目だ・・・、この人は駄目な人だ。

殺さなきゃ、私が殺して無に返してあげなきゃ。

私は彼を殺す決意を固めたが、身体に力が入らない。

例え動いたとしても、私には彼を殺せるだけの力は元からないんだ。

彼はナイフを性器から抜き出し、薄皮を裂いた私の下腹部へとナイフを突き刺した。

私の体を簡単に貫き、私の内臓までぐっさりナイフが突き刺さる。

「うっ・・・、えぐぅぅぅ!! ひぎゃあああああ〜〜〜!!」

「ああ・・・、たすけてええ!! たすけてよおお〜〜!!」

「いいねえ、その泣き声・・・。俺、そういうの聞くと燃えるタイプなんだよな」

「あっ・・・、いぎゃああああ〜〜〜!!」

 

彼は突き刺したナイフで私の首の辺りまで縦に切り裂いた。

検死中の死体のようにパックリと開いた私の身体。

銀色のナイフが私の肉を裂き、刃先は内臓にも深刻なダメージを与えている・・・。

彼は私に馬乗りになり、上から更に私の身体を滅多刺しにしてきた。

私は彼に目を繰り抜かれ、肺を切り裂かれ、更には私の頭にナイフを突きさし脳をも繰り抜いた。

彼は私の脳を丸かじりし、脳漿を食道の中に流し込んでいる。

もう私には意識はない・・・、ただの死体。ただの肉の塊になっていた。

激しく痙攣した身体が彼を狂気へと駆り立て続けているんだろう。

彼は私の首にナイフを突き刺し、私の頭をもぎ取ろうとさえしている。

でも、私にはもう関係ないことだ・・・。

 

「はあ・・・、はあ・・・」

「しまった・・・、またグチャグチャにしちまったよ・・・」

「これじゃあ売れねえ・・・、誰にも売れねえじゃねえかあ〜〜〜!!」

 

グチャグチャ・・・。

 

クチャクチャ・・・。

 

何の音? 私はもう死んでいるのに。

結局、私の頭は切り取られたようだ。首から上はなくなっている。

首から大量に血が噴出してる姿がなんとも可愛い・・・。

愛らしいな・・・、何だか微笑ましい。

彼は私に愛をくれる事はなかったけど、私は何だかとっても幸せだ。

彼の愛情表現は粗野で荒削りで暴力的なだけだった。

でも、彼にとってはそれが自分の存在を確かめるたった一つの手段だったと私は思えるんだ。

喰われて成立する愛・・・、それは悲しい事かもしれないけど、私は彼に喰われて彼の中でいき続けられる事を誇りに思います。

それはきっと、何の希望もない退屈な毎日を過ごすよりも幸せな事だって。

私は信じてる・・・、絶対に・・・。

 

ふぎ・・・、ふぎ・・・。

これじゃあ売れねえ・・・、誰にも売れねえ〜〜〜!!

あひ〜〜〜!! あひ〜〜〜!!

だったら、俺を食ってみろバカヤロ〜〜〜!!

 

クチュ・・・、クチュ・・・。

 

グチャ・・・、グチャ・・・。

 

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